2001-06-26 第151回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
それは、これはもう旧建設省でも有名な話になっておりますけれども、昭和三十年代に九州の筑後川上流に当時の建設省が建設した下筌・松原ダムの強制収用に反対して、すべてを犠牲にしながら十三年間にわたって反対闘争を繰り広げられた、いわゆる蜂之巣城の主人公であった故室原知幸さんの言葉でございます。
それは、これはもう旧建設省でも有名な話になっておりますけれども、昭和三十年代に九州の筑後川上流に当時の建設省が建設した下筌・松原ダムの強制収用に反対して、すべてを犠牲にしながら十三年間にわたって反対闘争を繰り広げられた、いわゆる蜂之巣城の主人公であった故室原知幸さんの言葉でございます。
その結果、これは筑後川の上流ですけれども、松原ダムというダムですけれども、三十万本の材木がこのダムに流れ込んで機能麻癖。まさに一年前、この事件の一年数カ月前に言われていたことがそのまま起こった。 これはどういうことかというと、一%程度の材木が梅雨の雨で流されたということです。つまり、これを一生懸命片づけたとしても、これは毎年梅雨が来ればこういう状態が起こる。
○説明員(豊田高司君) 本年七月の梅雨前線に伴います豪雨につきましては、松原ダム上流域で平均総雨量約五百六十ミリでございました。したがいまして、松原ダムの最大流入量は、計画洪水流量毎秒二千七百七十立方メートルに対しまして千九百九十立方メートルでございました。
以上のほか、下筌・松原ダム、九州横断道別府地区建設事業等を視察いたしましたが、報告は省略させていただくことといたしまして、簡単でありますが報告を終わります。
筑後川水系におきましても、いまの下筌、松原ダム以外にも寺内ダムであるとか日向神ダムとかいろいろあるわけでございますけれども、この淡水赤潮につきましては発生機構が必ずしも十分解明されているわけではございません。
なお、先生御指摘の松原ダムについては、赤潮の原因はプランクトンでございまして、これが春発生するということでございまして、松原ダムにおきましては五十三年度末に試験的にプランクトン採集処理船を建造したところでございます。
○工藤良平君 この下筌・松原ダムの問題について、私は、先ほどから申し上げましたように、非常に問題をまだ今後に残しておりますから、ぜひこの事後対策につきましては万全の対策を予算的にも措置を講じていただきたいということを申し上げて、再度御答弁を建設大臣からいただきたいと思います。
したがって、これは断定的にこれで大丈夫だということも言えないし、あるいは起こるかということもなかなか言えない、しかも、下筌・松原ダムというのは二十八年の災害——二十八災のあの災害を起点にいたしまして問題が起こってきた事項でありまして、当然災害防止ダムとしての役割りというのは非常に大きいわけであります。
○工藤良平君 行管庁長官にもう少しお伺いいたしますが、この行管の調査の中で、予備調査、基本調査の段階で、下筌・松原ダムについてはほとんどやられていないということ、その下につくる予定でありました久世畑というダム、これは防災ダムとして計画したんですが、これに圧倒的に予算が使われまして、下筌・松原ダムの予備調査、基本調査は着工までにはほとんどなされていないということ、この点についてもう少し説明していただきたいと
先日の委員会におきまして野党の諸先生からいろいろお話がございましたが、やはり私は受益者と水没者、それから行政を行なう人の問題にも相当影響があると、行政の信頼という問題が、たとえば私は下筌、松原ダムでそれが見ることができると思います。実は下筌、松原ダムは私も当初から関係してまいりましたが、初めは非常に室原知幸さんも賛成の意向を示した。ひとつできるだけ御協力したいというお話で調査を進めてまいりました。
それじゃ、この下筌、松原ダムは御承知のようにたいへん長い闘争がありました。係争がありました。もちろんこれは裁判の問題にもなりました。しかし、その過程の中で指摘をされていることは、きわめてこれは地質的に危険であるということが鑑定書の中でも小出教授の意見として出されているわけであります。それは当時あまり問題にならなかったのです。
建設省のほうに戻りますけれども、いま局長から、下筌、松原ダムの完成した以降の調査につきましては、この前の調査で十分だと、このようにおっしゃったわけでありますが、太鼓判を押せますか。
下筌、松原ダム、この二つのダムをつくるという発想が実って、いよいよやるんだと言って乗り込んだところ——室原といいましたね、あの人は。あの蜂之巣城の城主が命がけの抵抗をしたものです。当時、思い起こすと、橋本登美三郎君が大臣だったと思いますけれども、あらゆる抵抗をした。三代、四代の大臣が苦しんだ。そうしてとうとう土地収用法を適用して、室原はもう孤立して、たった一人になっちゃった。
しかもそこにはもうすでに調査も行なわれ、補償関係の測量もほぼ完了しておるというふうに聞くわけでありますけれども、この野村ダムの計画を見ますと、八幡浜あるいは宇和島に対する都市用水あるいは農業用水の供給であるということをいわれているわけですが、この野村ダムは、四国の中部を流れておりますところの四万十川、建設省は渡川といっておりますが、渡川の松原ダム、梼原ダムと呼ばれておりますが、このダムと関係があると
この下筌、松原ダムの地盤の問題につきましても、その地質については問題があるということを室原さんからも指摘をされて、現実にいま湛水試験の過程の中でクラックが起るというような状態が出てまいりました。それと時を同じうして、このダム群の建設が中止をされるというような状態になりました。
それからもう一つは、ダムの問題でありますが、これはすでに御承知と思いますけれども、大分県と熊本県にまたがるあの有名な下筌・松原ダム。すでに室原さんはなくなりましたけれども、このダムの建設におきましては、筑後川の上流地域のマスタープランができていないということと、地質が非常に悪いから、ここにダムをつくれば危険だという指摘がなされたわけです。
○国務大臣(木村武雄君) 御指摘の下筌・松原ダムは、この前熊本に参りましたときにいろいろお話をお聞きいたしまして、すぐ対策を立てまして、そして漏水とクラックは十分な手当をいたしましたが、なお建設省の調査には若干粗漏があると、こういうわけで、熊本大学の先生にも依頼いたしまして、住民に対しましては一切不安のないような対策を立てようと、こういうわけで最初に手当てをいたしましたけれども、調査は厳重にやらしております
だから、せんだっての下筌ダム、松原ダム等の漏水なんかも起きるわけなんです。つかまえどころがないわけなんです。こういう点、非常に近代化されている建設工事ですから、それはもう総じて、そういう意味の安全を守るための法制化をしてほしいと思うのです。その点はどう思うか、住宅局のほうでどう考えるか。
私が東京に転勤を命ぜられましたときには、下筌ダムは中間湛水と申しまして最低水位まで、松原ダムのほうはまだ工事が完了いたしませんで、湛水等を全然やらなくて東京のほうに出て参りました。したがいまして、いま田中先生の御指摘の松原ダムの右岸の九州電力の発電所隧道の漏水というのは実は見ておりません。話を聞いておるだけでございます。しかし、発電所のてん充工事は私が向こうにおりましたときにいたしました。
○田中一君 御承知のように、下筌・松原ダムが地元の相当な抵抗があったために非常に竣工がおくれております。しかしまあ、先般通水試験、満水試験をやって、形がつきましたが、大きな漏水問題が新聞等をにぎわしました。実は、私国会が終わりましてからすぐに現地に行ってみたんです。
○説明員(川崎精一君) ただいまの松原ダム、下筌ダムでございますが、それぞれ最盛期にはかなりの漏水量がございました。現在では松原ダムが約毎分二トン、それから下筌ダムでは毎分約〇・二トン程度に大体安定をしておるようでございます。このために、先ほど先生がお話しになりましたように、私どもも四十六年に予算措置をいたしまして、約八億円ばかり事業費を追加いたしました。
そこで、もう一つお伺いいたしますが、このような下筌、松原ダムのダムサイト地点を中心にして、地質がやはり予想以上にある程度悪かった。これは全国的にもこういう地帯はもちろんままあるけれども、あまり優秀なダムではないということは、私は先ほどの答弁からもうかがえると思うのですね。
○政府委員(川崎精一君) ただいまお話しの問題は、これは下筌ダムの補償工事といたしまして、昭和四十一年の七月でございますか、建設いたしました下筌橋の問題と、それからさらに松原ダムの家屋移転地に関連いたしました宅地に建てられました家屋に対して亀裂が入った、こういう問題じゃないかと存じます。
○政府委員(川崎精一君) 松原ダムの有効貯水量は四千七百万立方メートルでございます。下筌ダムにつきましては五千二百万立方メートルでございますが、堆砂量につきましては、ちょっといま調べておりますので、後ほどお答えいたします。
したがって、そういう点から考えまして、私はかって下筌、松原ダムの有名な蜂之巣城のあの室原さんと、ずいぶんこの点については勉強させていただきましたけれども、あそこに一億数千万トンと言われる二つのダムができるわけでありますが、そのすぐ隣接地にある高台で農業を営もうと、現にいま続木という部落があるわけでありますけれども、そこにある小学校のぞうきん水までも、飲み水はもちろんでありますけれども、ぞうきん水までも
なお、ダム関係につきましては、直轄で北上川の四十四田ダム、日野川の菅沢ダム、天竜川の小渋ダム、北海道天塩川の岩尾内ダム、名取川の釜房ダム、熊本の緑川の緑川ダム、福井の九頭竜ダム、筑後川の下筌ダム、松原ダム、矢作川の矢作ダム、利根川の下久保ダム、淀川水系の高山ダム並びに青蓮寺ダム、利根川水系の利根川河口ぜき、石狩川では豊平峡ダム、重信川の石手川ダム、吉野川水系の早明浦ダム、こういったものが約十七ございますが
○川崎説明員 ただいまお話しの下筌並びに松原ダムの漏水でございますが、これはある程度、あの辺の地質が阿蘇溶岩地帯でございますので、若干ほかのダムよりはたくさんの漏水が出るだろうということはわれわれ当初から予定をいたしておりまして、かなりグラウトその他につきましては相当の経費その他をつぎ込んできたわけであります。
そういったことから、最近に至って、下筌ダム並びに松原ダムのほう、特に松原ダムでありますが、漏水をしているということから、いろいろ地元ではたいへん心配をしております。もちろん、いま試験貯水でいろいろとやっておることも事実でありますけれども、年度内完成が予定されておりますが、そういった漏水防止工事のために大幅に工期が延長しております。
○工藤委員 水の問題で私もたいへん具体的に、いろいろ事実を扱っているわけでありますが、たとえば筑後川の上流に、いま、例のたいへん問題になりました下筌、松原ダムができておるわけであります。これはもちろん特定多目的ダムということで、治水、それから発電も兼ねましたダムができておるわけでありますが、この前、私はちょっとしたことからその地帯に入ったわけであります。
○田中一君 では下筌ダム、松原ダム両方とも含めたもの、当初事業計画をしたところを起点として、表でひとつ出してほしい。次にくるのは、予算がいつ通って調査にかかったか。それから向こうの抵抗があってこうしたが——それが逐次年月日を書いて、今度収用委員会にかかった場合にはどうなったか、収用委員会ではどう扱ったか、そして判決はどうなったか、判決がくる前に数々の訴訟を起こしております。
そこで私は一、二の問題についてその点お聞きをいたしたいと思いますが、先般来から私再三引き合いに出しておりますけれども、下筌・松原ダムの問題が非常に解決が長期化した原因を見てみましても、当初このダムの公共性という問題については了解ができる。しかしながら三十四年の一月八日に土地収用法に基づいてダムサイト予定地の立ち入りを熊本県知事に通知をいたしました。